転職の書類選考に通過しない。通過率と通過させるコツはある?

書類選考を行う理由

転職をする際に募集を見てみると書類選考がある企業を多く見かけますね。

そもそも書類選考とはどのような事なのか。

書類選考とは「募集している職種に応募者がマッチしているか」の確認作業となります。

企業側はこの様な方に来て欲しいと求人を出し、応募資格なども記載してある程度応募者を絞ろうとします。

しかし、通常の求人を出すと応募資格に該当していない方まで応募してくる場合が多くあります。

企業側は即戦力が欲しいのに、全くの未経験職種の人を採用しても困ってしまいますし、企業も多額の費用を使って求人を出していますので、可能な限り採用者を絞り込みたいという想いがあります。

即戦力でなく未経験者歓迎などの求人に関しては誰でも応募が歓迎となりますが、企業側が採用したい人の年齢やキャリアの条件がある程度ありますので、書類選考で絞っていくという形になります。

書類選考で見られるところ

書類選考ではどのようなところが見られているのか。

履歴書と職務経歴書の両方を提出すると思いますが、主に職務経歴書になります。

履歴書は基本的な応募者の情報のみしか判断できませんので、今までの職歴や経歴が記載されている職務経歴書を参考にします。

さらに詳しく見ていくとなると、一つずつの職歴と経験年数に注目することが多いです。

実績やどの様なことに貢献したかは、管理職レベルでのポイントとなります。

また、役職レベルでの求人に関しては過去に部下がどのくらいいたのかという所も確認します。

企業側は、その人の経験が求人とマッチしているかの確認となりますので、アピールしたい経歴を前面に押し出していくことが必要となってきます。

上記以外にも重要な点は、職歴が多く働いていた期間が短いなどのマイナスイメージも見られます。

しっかりとプラスに説明出来るように準備しておくことが大切です。

書類選考の通過率は?

書類選考の通過率は平均10件に1件と言われています。

また書類選考に落ちた!と落ち込むこともあるでしょう。

筆者自身も転職活動中に約20社近く応募して、書類選考に通ったのは3社だけでした。

何故こんなに通過率が悪いのかというと、冒頭でもお話したとおり企業側は何十万~何百万円という多額の費用を投じて求人を出しています。

求人を掲載する期間や転職サービスを利用するなどで費用は日に日に増してきます。

そのため、企業が希望している人材とマッチしている応募者を書類選考で数名まで絞り込んでいきます。

求人情報では載せられない企業側の希望は、応募者にはわからないため出してみないとその企業と自分がマッチしているのかわかりませんので、履歴書などはたくさん用意しておく必要があります。

ネットで検索すると書類選考に落ちた方の声がとても多く載っていますが、これ程書類選考というのはとても厳しい状況があるのを理解しましょう。

通過させるコツはある?

書類選考を通過させるコツというのは「ありません!」

どんなに高学歴で様々な資格や経験を持っていても企業側が求める人材でなければ書類選考は通りません。

しかし、書類選考を通過させる確率をあげる方法はあります。

それは、自身の経験を活かせる職種に応募することです。

新卒と違って転職では即戦力を企業側は求めていることがほとんどです。

そのため、今までの職務経験は武器になります。

自分自身の経験から、どのような分野に強みがあるか、どのような分野に専門性があるのかをしっかりと分析した上で転職先を選ぶことによって書類選考の通過率を上げることが出来ます。

筆者自身も、公務員として長年働いてきましたがこれと言って資格も持ち合わせておりませんので、未経験の職種に応募しても書類選考はほぼ100%通過しませんでしたが、起業した経験を活かせる職業に応募したところ何とか通過することが出来ました。

その中でも、転職サービスを利用したことによって転職活動をスムーズに進めることが出来たので、自分自身に自信がない方は利用することをおすすめ致します。