北海道は
- 圧倒的な大自然
- ひたすらまっすぐな道
- 動物や植物の固有種との出会い
- おいしい乳製品と新鮮な魚介類で舌鼓
といったツーリングの楽しみをすべて兼ね備えた完璧なエリア。
今回は数ある北海道の見どころの中から「青」をテーマに、おすすめツーリングスポットを紹介します。
北海道「絶景ブルー」のツーリングスポット7選
美瑛 青い池

北海道の代表的なブルーと言えば美瑛町の青い池が有名。ファンタジーアートの一画のような、現実とは思えないほどの澄んだ美しさがあります。
この美しいコバルトブルーは水の中にある鉱物アルミニウムの反射光が散乱し、波長の長い青い光だけが目に届くから。
「青い池」ですが、よく見ると少し乳白色がかったコバルトブルーが特徴的。近くの白金温泉から流れる硫黄や石灰が底にたまり、白と青の混ざったやわらかい色合いになるんです。
秋冬にはライトアップされるなど、四季を通して楽しめますが、路面凍結の恐れもあるので、行くなら春夏がいいでしょう。
美瑛 白ひげの滝

美瑛町白金温泉にある落差30メートルの滝。火山性のミネラルがたっぷり入っており、「青い池」も含め、美瑛川が水彩画のような青さを保っている由来です。
かなりの高所から見下ろす形になりますが、滝に見とれてしまうあまり足元が怖いと感じることもありません。
白ひげの滝すぐそばには観光協会の無料駐車場とトイレがあるので、バイクでも安心して利用可能です。
積丹半島 神威岬

北海道を代表するブルーと言えば積丹(しゃこたん)ブルー。非常に透明度が高く、あざやかなコバルトブルーの海域が広がる積丹半島は、北海道ツーリングではぜったいに行きたいスポットです。
おすすめは小樽から海沿いの国道を走り、1時間半ほどで到着する神威岬。断崖の尾根を上ったり下ったりしながら歩き、360°見渡せる積丹ブルーの大絶景は神威岬でしか味わえません。
無料の駐車場とトイレが完備された岬の入り口でバイクを降り、岬の先端までは徒歩で片道30分です。
島武意海岸

日本の渚百選にも選ばれている島武意(しまむい)海岸も、積丹ブルーを見渡せるツーリングスポットのひとつ。
かなり広い駐車場があるのでバイクも停めやすく、無料トイレもあります。島武意海岸を見るには徒歩で道路を渡り、トンネルを抜ける必要があります。
トンネルを抜けると眼下に積丹ブルーの海岸が広がっているので、がぜんテンションはアップ。そのまま展望するもよし、狭い遊歩道を下りて海に入ってみるもよし。
浜辺は砂浜ではなく砂利の海辺であり、岩場も多く、全体的にごつごつしているためマリンシューズは必須です。
帰りは遊歩道を登って戻る必要があるので、浜辺まで下りるとちょっと体力使うかもしれませんね。
摩周湖

日本一の透明度を誇る摩周湖も、北海道「青のツーリングスポット」から外せません。
摩周湖は活火山の火口に濾過された雨水がたまりできたカルデラ湖で、摩周ブルーと呼ばれる青い湖水が特徴。注ぎ込む川や流れ出る川がない「停滞した湖」です。
栄養源となる不純物が少なく、プランクトンが発生しにくいため、数メートル先まで手が届きそうなほど透明度の高い水質なのです。
天気のいい日は摩周ブルーと周囲の白樺、空の青さと白い雲が澄み渡って映えますね。風がなければ、湖面が鏡のようになって山と空を映し出します。
展望台は東西に4つありますが、駐車場やトイレを完備している第一展望台がおすすめ。バイクは一台200円です。第一展望台から第三展望台までは片道40分の遊歩道もあるので、摩周湖を見下ろしながら散策してみるのもいいですね。
神の子池

摩周湖東の展望台からバイクで10分ちょっと走ると、神の子池に到着します。摩周湖の伏流水でできている神の子池は、ちょっと怖くなるくらい美しいコバルトブルーの水。
年間を通して水温が8℃と低いため、微生物が発生しにくく、池に沈んだ倒木が朽ちずに横たわったままです。どこか美しい「死」の空気が、大自然の魅力と融合して、なんとも幻想的な畏怖を感じさせる場所ですね。
神の子池に入るには舗装されていない砂利道を通るので注意しましょう。無料駐車場もあります。
支笏湖

4万年前の噴火で陥没した巨大な穴に水が溜まってできたカルデラ湖。
プランクトンが少ないため、日本でもトップクラスの透明度を誇る湖です。吸い込まれそうなほど美しい支笏ブルーと呼ばれる色合いが特徴。湖のアクティビティも楽しめます。
4月~11月までは遊覧船も出ており、支笏湖の湖底鑑賞もできますよ。支笏湖東側には展望台やビジターセンター、大きな駐車場も完備。
広い公園もあり、ツーリングで疲れたおしりを動かすのにいいウォーキング運動になります。
北海道ツーリングは美しい水辺へGO!
北海道にはふだん目にすることのできない絶景スポットがたくさんあります。 ツーリングプランに迷ったら、ぜひ「青のスポット」を目的地に設定してみてくださいね!