飼い主にとって犬のしつけは絶対に怠ってはいけないものです。
どんなに好きな犬であっても好き勝手に甘やかせすぎると、他人に迷惑をかけることもあります。
時には、犬のしつけができないせいで通行人に怪我を負わせてしまうことも十分考えられます。
そのような場合は、加害者として慰謝料は払わなければならずその金額は莫大となります。
そうなった時には、慰謝料だけでなく自分の好きな犬までも失わなければならないケースもあるので、そのような最悪なケースを避けるためにも犬のためにしつけをしっかり行う必要があるのです。
今回は、犬のしつけで大切なことを紹介します。
1、犬のしつけは暴力ではない
犬のしつけを専門のトレーナーにお願いすれば、飼い主は非常に楽でしょう。
しかしトレーナーにお願いする費用を考えると、なかなか難しいこともあるはずです。
そのような場合は、飼い主本人が犬のしつけをしっかりと行わなければなりません。
まず最初に飼い主が犬のしつけにおいて大変だと思うのは、犬が吠えることです。
犬は頻繁に吠える生き物です。
最近では、吠えないような穏やかな品種も増えているのでしつけがあまり得意でない飼い主は、そのような犬をペットにすると良いでしょう。
しかし、通常の犬種の場合はある程度に時間がかかることは覚悟する必要があるでしょう。
そのしつけの中で、絶対にやってはいけないのは犬に対して暴力を振ることです。
犬が急に吠えることもあるでしょう。
その度に暴力を振るって黙らせるといった飼い主が残念ながら存在します。
犬を黙らせることはできても怯えてしまって飼い主の言うことを聞かなくなったり、小さな隙間に入り込んで出てこなくなったりすることもあります。
もちろん主従関係を保つことが必要ですが、力づくで言うことを聞かせるというしつけは絶対にやめましょう。
2、甘やかしすぎてもいけない
犬が大好きでなんでも好きなものを与え、犬の言うとおり好きなことをさせてあげる飼い主もいます。
飼い主の言い分で多いのは、自分がいいと思っているのだから問題はないと、言い切ってしまうことです。
ペットよりも飼い主の方が主人ですから、本人が満足するためにペットを飼っているという考え方も全くないわけではありません。
しかし、ベッドである犬がより幸せに主人と共に人生を送って行くのであれば、甘やかすだけがいいわけではないのです。
必要なしつけを行いながらも、出来た時には一生懸命褒めてあげる、小さな子供を育てるように一生懸命愛情を注いであげるだけで、ベッドである犬も主人のリクエストに応えようと一生懸命になってくれるはずなのです。
3、理解する気持ちを大切にする
犬は基本的に飼い主に従う動物です。
ですからいつでも主人に何かを訴えるはずです。
しかし、その犬からのアピールをいつまでも飼い主が理解しようとしなければ、犬は主人を主人と認めなくなってしまうのです。
そうならないためにも犬が何かを訴えかけてる時に目を背けずに一生懸命聞いてあげることは必要なことです。
それがしっかりできればしつける時、 それほど時間がかからなくて済む場合が多いです。