ポメラニアンはドイツ原産の小型犬で、そりを引いていたスピッツがルーツといわれています。
名前の由来にもなっているドイツとポーランドにまたがるポメラニア地方で、スピッツを小型に改良することで誕生しました。愛くるしい見た目で、日本でもペットとして親しまれています。
1.ポメラニアンの性格は?
ポメラニアンは明るく活発な性格で、飼い主に対する忠誠心もあります。
愛くるしい見た目とは対照的に頑固で気が強い一面もあり、自己主張が強いと感じるこことも多いです。
なかなか飼い主の言うことを聞いてくれないこともあります。
また、ポメラニアンは興奮しやすいという特性があり、不安を感じると警戒心が高まって吠えてしまいます。
元々、ポメラニアンのルーツであるスピッツも吠えやすい犬種です。ポメラニアンにもその性質が受け継がれています。
ちょっとした環境の変化も敏感に感じ取るので、それが吠える行為につながります。
音に対しても敏感です。そのためポメラニアンのことを神経質に感じる人もいます。
2.ポメラニアンの性格に合った躾とは?
ポメラニアンの問題行動として飼い主を悩ませるのは、やはり吠えることです。
インターホンが鳴っただけでも吠えたり、散歩の途中で他の犬と遭遇しただけで吠えたりしてしまいます。
ポメラニアンは興奮したり、警戒している時などに吠えるという行動をとります。
そこで吠えないようにするには、できるだけ早い段階から家族以外の人や犬と沢山触れ合わせて慣れさせておくのがおすすめです。
色々な経験を積み重ねることで、警戒心は徐々に緩んでいきます。
それから飼い主も落ち着いた声のトーンで話しかけたり、ゆっくり話すようにすることも大切です。
そうすることで緊張が緩み、落ち着くことを教えられます。
問題行動を止めさせようと思って強く叱ったり、早口になってしまったりするとますますヒートアップして吠え続けるといったこともあります。
逆効果になってしまうので、まずは飼い主が落ち着いた態度を取ることが重要です。それからポメラニアンは、何か飼い主におねだりする時にも吠えることがあります。
飼い主としてはつい要求に応えてがちですが、そうすると吠えれば要求が通ると勘違いしてしまいます。
ポメラニアンは自己主張が強いので、それをすぐに受け入れてしまうのは良くありません。
何か要求されても反応せず、吠えるのをやめるまで忍耐強く待ちましょう。
また、散歩の途中で他の犬に吠えようとしたら、アイコンタクトで自分に注目させるようにします。
他の犬が通り過ぎるのを待ってから褒めてあげると、段々吠えなくなっていきます。